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保険料が高い気がする

保険料が高い気がする。
何から見直す?
家計の負担を整理する
5つのステップ

更新:2026年10月20日 書いた人:とも(運営者情報)

この記事でわかること

  • 家族で毎月いくら保険料を払っているか、確認する方法
  • 保険料だけでなく、保障の中身を見直すポイント
  • 今の保険を続ける・調整する・乗り換えるときの考え方
  • 自分だけでは判断が難しいときの相談先

毎月の保険料、いくら払っているか把握していますか?

生命保険に医療保険、がん保険。ひとつひとつの保険料はそれほど高く感じなくても、家族全員の分を合わせると、思っていた以上の金額になっていることがあります。

家計を見直したいと思っても、保険はなかなか手をつけにくいものです。

「今の保障を減らして、本当に大丈夫?」
「もっと安い保険があるのでは?」
「そもそも、こんなに保険に入る必要があるの?」

そんな疑問が浮かんだら、まずは今の契約を整理するところから始めてみましょう。

保険料が高いかどうかは、金額だけでは判断できません。大切なのは、何に備えるための保険なのか、今の暮らしに合っているかを確かめることです。

この記事では、家族の保険料を整理し、必要な保障を考えながら見直す手順を紹介します。

1. まずは家族全員の保険料を合計してみる

保険料の見直しで最初にしたいのは、毎月いくら払っているのかを知ることです。

保険料は、必ずしも同じ口座から引き落とされているとは限りません。

銀行口座からの引き落とし、クレジットカード払い、給与天引きの団体保険。夫婦それぞれが別の保険会社と契約していることもあります。

まずは、加入している保険を一度書き出してみましょう。

確認したいのは、次の4つです。

年払いの保険は、年間保険料を12で割って月額に換算します。

例えば、家族で次のような保険に加入していたとします。

保険の種類月額
夫の生命保険8,000円
夫の医療保険4,000円
妻の医療・がん保険6,000円
その他の保険5,000円
合計23,000円

※金額は説明のための一例です。

毎月23,000円なら、年間では276,000円。

こうして年間の支払額まで計算してみると、家計の中で保険料がどのくらいの割合を占めているのか、見えやすくなります。

もちろん、年間27万円以上だから高すぎる、というわけではありません。家族構成や収入、保障の内容によって必要な保険は違います。

ただ、何にいくら払っているのか分からないまま、何年も払い続けている状態なら、一度確認してみる価値はあると思います。

2. その保険は、何に備えるためのもの?

保険料の合計が分かったら、次は保障の中身を確認します。

例えば、医療保険とがん保険の両方に加入している場合、保障の一部が重なっていることがあります。

ただし、似たような保障がついていても、受け取れる条件や金額まで同じとは限りません。

保険の名前だけを見て、不要だと決めないことが大切です。

病気やケガに備える保険

医療保険を考えるときは、まず「治療にかかるお金」と「働けない間の生活費」を分けてみましょう。

治療にかかるお金

日本には、公的医療保険の高額療養費制度があります。

保険診療の医療費について、ひと月の自己負担額が年齢や所得などに応じた上限額を超えた場合、超えた分が支給される制度です1。

2026年8月からは制度が見直され、月ごとの自己負担上限に加えて年間上限も設けられています1。自己負担の具体的な金額は、加入している医療保険や所得などに応じて確認しましょう。

高額療養費制度のしくみ
保険診療の自己負担ひと月分を確認
上限額と比べる年齢・所得などで異なる
超えた分が対象制度で負担を軽くする

別に確認する費用 入院中の食事代、本人が希望する差額ベッド代、先進医療の費用など

一方で、入院中の食事代、本人が希望する差額ベッド代、先進医療の技術料など、高額療養費制度の対象にならない費用もあります1。

つまり、公的な制度でカバーされる部分と、自分で備える必要がある部分を分けて考えることが大切です。

働けない間の生活費

病気やケガで仕事を休むと、医療費だけでなく収入が減ることも心配です。

会社員など、加入する健康保険の被保険者は、一定の条件を満たすと傷病手当金を受け取れる場合があります2。

一方、自営業者などが加入する国民健康保険では、原則として同じ仕組みの傷病手当金はありません。ただし、保険者によって独自の制度が設けられている場合もあります。

働き方によって利用できる制度が違うため、勤務先の休暇制度や貯蓄も含めて確認しておきたいところです。

公的な保障でどこまで対応できるのかが分かると、民間の医療保険で備えたい部分も考えやすくなります。

家族の生活を守るための保険

生命保険の死亡保障についても、今の家族の状況に合わせて考えてみましょう。

例えば、小さな子どもがいる家庭と、子どもが独立した家庭では、必要になる保障額が変わることがあります。

住宅ローンを組んでいる場合は、団体信用生命保険(団信)の保障内容も確認したいところです。

万が一のときに、残された家族の生活費や教育費がどのくらい必要なのか。すでにある貯蓄や、公的な遺族年金などでどこまで対応できるのか。

その不足分を考えることが、生命保険を見直す手がかりになります。

3. 保険証券で確認したい4つのポイント

ここまで整理したら、保険証券や保険会社のマイページを開いて、契約の内容を確認してみましょう。

特に見ておきたいのは、次の4つです。

① どんなときに保険金や給付金を受け取れる?

入院、手術、がんの診断、死亡など、何が起きたときに保障されるのかを確認します。

同じ医療保険でも、給付の条件は商品によって異なります。

② いくら受け取れる?

入院1日あたりの給付金、診断時の一時金、死亡保険金など、受け取れる金額を確認しましょう。

支払日数や回数に制限が設けられている場合もあります。

③ 保障はいつまで続く?

保険には、一生涯保障が続くものもあれば、一定期間で更新するものもあります。

更新型の場合、更新時の年齢などに応じて保険料が再計算され、一般に更新前より高くなる傾向があります3。

今の保険料だけでなく、将来の負担も確認しておきたいところです。

また、保障が続く期間と、保険料を払い込む期間が異なる契約もあります。

④ 今の家族に合っている?

保険に加入したときから、暮らしは変わっていないでしょうか。

子どもが生まれた、住宅を購入した、共働きになった、貯蓄が増えた、子どもが独立した。

加入した当時には必要だった保障も、今は状況が変わっているかもしれません。

「この保険は、今の家族の何を守るために必要なのか」

そう考えてみると、見直すべき契約が見つかりやすくなります。

4. 今の保険を続ける? 減らす? 乗り換える?

保険料と保障の内容が整理できたら、見直し方を考えます。

選択肢は、必ずしも解約や乗り換えだけではありません。

今の契約をそのまま続ける

保障が今の暮らしに合っていて、保険料も無理なく払えているなら、続けるという選択もあります。

大切なのは、何となく入り続けるのではなく、必要だと納得して契約を続けられることです。

今の契約内容を調整する

保険によっては、保障額を減らしたり、一部の特約を解約したりすることで、保険料を抑えられる場合があります。

例えば、必要以上に大きな死亡保障がついている場合には、保障額を見直す方法も考えられます。

ただし、保障額を減らすことで、ほかの特約にも影響が出る場合があります4。

貯蓄性のある保険では、解約や減額によって受け取る金額が払込保険料の合計を下回ることもあります。

変更する前に、保障内容と返戻金の有無を保険会社に確認しましょう。

別の保険と比較する

今より保険料を抑えられる商品や、現在の暮らしに合った商品が見つかる可能性もあります。

ただし、保険料が安いという理由だけで選ぶのは避けたいところです。

保障の範囲や受け取る条件が違えば、単純に金額だけでは比べられません。

また、年齢や健康状態によっては、新しい保険に加入できなかったり、以前より保険料が高くなったりする場合もあります4。

保険を乗り換えるときは、新しい契約が成立する前に、今の保険を解約しないよう注意しましょう。

長く続けてきた契約には、今では同じ条件で加入できない保障が含まれていることもあります。

5. 自分だけで判断が難しいときは、相談する方法もある

ここまで整理できれば、今の保険について以前よりずっと見通しがよくなっているはずです。

それでも、次のような疑問は残るかもしれません。

「自分たちの家族には、どのくらいの保障が必要?」
「医療保険はどこまで備えておけば安心?」
「保険料を減らしたいけれど、どれを残すべき?」

そんなときは、第三者に相談するのも一つの方法です。

ただし、相談先によって得意な分野や取り扱う商品が異なります。

家計全体を見直したいなら、FP相談

保険料だけでなく、毎月の生活費、教育費、住宅ローン、貯蓄などを含めて整理したい場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)への相談が選択肢になります。

例えば、保険料を減らすことができても、その分をどのように貯蓄へ回すのか、家計全体ではどこを優先すべきなのか。

こうしたことを一緒に考えたい場合には、家計相談に対応しているFPを選ぶとよいでしょう。

ただし、FPによって相談できる内容や料金、取り扱う保険商品は異なります。相談前に確認しておくと安心です。

複数の保険商品を比較したいなら、保険ショップ

今の保険とほかの会社の商品を比べたい場合には、複数の保険会社を取り扱う保険ショップという方法もあります。

保障内容や保険料を比較しながら、自分に合う契約を検討できます。

ただし、すべての保険会社の商品を扱っているとは限りません。取扱会社の範囲や、提案された商品の理由も確認しましょう。

無料相談では、保険の契約によって相談先が保険会社から手数料を受け取る仕組みが一般的です。

商品を提案されても、その場で契約を決める必要はありません。いったん持ち帰り、今の保険と比較してから判断しても大丈夫です。

最初の一歩は、今月の保険料を確認することから

保険の見直しというと、解約したり、新しい保険に加入したりすることを想像するかもしれません。

でも、その前にできることがあります。

まずは家族全員の保険料を合計してみる。そして、気になる契約を一つ選び、どんなときに、いくら受け取れるのかを確認してみる。

それだけでも、今まで何となく払い続けていた保険について、考えるきっかけになります。

保険は、万が一のときの暮らしを支えるためのものです。

一方で、毎月の保険料が家計を圧迫しているのなら、その負担についても考える必要があります。

もしものときの安心と、今の暮らしのゆとり。その両方を大切にしながら、無理のない備え方を探していきたいですね。

家計や保険を、一緒に整理してみたい方へ

保険料を合計してみたものの、どの保障を残したらよいのか分からない。そんなときは、専門家と一緒に整理する方法もあります。

家計全体から保険を見直したい方

保険だけでなく、生活費や貯蓄、将来のお金についても相談したい方には、FP相談という選択肢があります。

みんなの生命保険アドバイザーでは、無料のFP相談サービスを案内しています。相談後に保険商品を提案される場合がありますが、加入するかどうかは自分で判断できます。

FP無料相談の内容を確認する

※サイト内の案内ページに移動します。
無料相談の仕組みが気になる方は、「無料の保険相談はなぜ無料?勧誘はされない?」も参考にしてください。

今の保険と、ほかの商品を比較したい方

加入中の保険を見直し、複数の保険会社の商品と比較したい方には、保険ショップへの相談もあります。

保険見直し本舗では、店舗やオンラインでの保険相談を案内しています。相談は何度でも無料とされていますが、商品提案を受ける場合があります。

保険ショップの
相談内容を確認する

※サイト内の案内ページに移動します。

すぐに予約したい方は、公式サイトへ

どちらの相談先を利用する場合も、今の保険をすぐに解約したり、新しい契約を急いで決めたりせず、納得できるまで比較することが大切です。

出典・参考資料

  1. 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」。高額療養費の仕組み、2026年8月以降の制度見直し(2026年10月20日確認)。
  2. 協会けんぽ「傷病手当金」。対象者と受給条件(2026年10月20日確認)。
  3. 公益財団法人 生命保険文化センター「更新について」。更新型保険と保険料(2026年10月20日確認)。
  4. 公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険の見直しと留意点」。減額、特約の解約、乗り換え時の注意(2026年9月23日確認)。